独自開発の防食技術とステンレス素材による硫酸腐食耐性プラント設備
独自開発の防食システムANOTROL ®は、カソード電極電位/アノードシェル電位をモニターし、シェルの腐食を防ぐ酸化被膜形成により装置を守るシステムです。コントローラからの電源供給と電位のモニター、電極への配線だけというシンプルな構成です。
独自開発のステンレス素材SARAMET®は、硫酸耐性に優れた素材で、長く1970年代からの適用実績があります。
また、冷却水配管に適したCIRAMET®は海水、汽水環境でも安定して運用されています。
硫酸クーラー
Chemetics Inc.社は1971年設立以来、独自防食技術(ANOTROL®)や硫酸プラント専用ステンレス素材SARAMET ® /CIRAMET ®の開発を通じ、世界中の硫酸プラントで活躍するカナダの企業です。
ガス精製、転化、吸収、それら各プロセスにおける熱回収、硫酸クーラー、排水処理まで、一貫したターンキープロジェクトの施工・運用実績もあります。
１．Remote Display Unit(RDU)を使用して、システムの運転状態制御や、防食膜の品質監視、各種データ更新の運用管理を行います。
２．Remote Display Unit(RDU)は、タッチパネル式で操作が簡単です。
３．ANOTROL ®防食システム運転中に何らかのイベントが発生すると、Remote Display Unit(RDU)にアラームとシステムの状態を表示し、異常の早期検知を実現します。
１．硫酸冷却に必要な熱伝導と硫酸プラントとしての生産量、設置場所、冷却環境と耐食性を考慮し、ひとつひとつの設備に専用設計を施します。
２．お客様にお届けする全ての設備はトロント（カナダ）の専用工場で、設計・製造・試験されます。
硫酸クーラーのシェルはプラズマ溶接により防食性を高めています。
