厚み精度と吐出量に優れたハイエンドモデル
HOSOKAWA ALPINE Aktiengesellschaft(以下、HOSOKAWA ALPINE社)では単層から11層までのフィルムを対象としており、原料供給装置からフィルム巻き取りに至るまでの機器の提供を一手に引き受けております。 現在世界では多層の包装フィルムの市場が活況を呈しており、このフィルムを製造するには特殊なバリア押出しラインが必要となります。多層の包装フィルムには、酸素、窒素、二酸化炭素、水蒸気の浸透を防止できる性質がある。また、内容物の匂いや香りを保護する機能もございます。バリアフィルムは、5層、7層、9層、11層のラインで製造を行う。層の数が多いほど、フィルム製品の設計や特別仕様に関するオプションが増え、原料のコストも節約が可能です。
HOSOKAWA ALPINE社は、ドイツ・アウグスブルグ市を拠点とする、60年以上の実績を誇るインフレーションフィルムラインのメーカーです。重袋・食品包装・医療・衛生材・シュリンク・ラップ・工業用・電子材料フィルム等多岐に亘る市場へ対応しており、試験・設計・製造・組立までをドイツ本社で一貫して行っております。
本社テクニカルセンターにはテスト機を3ラインを設置しており、年間200回を超えるテストトライアルをお客様のご要望に応じて実施しております。
HOSOKAWA ALPINE社のXダイは特許取得済みの特殊なダイです。Xダイは、最先端のコンピューターモデリングに基づいて開発した技術です。スパイラルの分配と事前分配を設計・最適化する事により、溶解の熱均一性と可能な限り最小の滞留時間が実現され、目に見えるポートラインがフィルムから除去されます。その結果、個々の層に対しても、並外れた光学特性および優れたフィルム厚許容範囲が実現されています。最高品質のフィルムを製造するには、このような特性が必須となり、生産量が多い場合でも他社製のラインを圧倒するフィルム品質と材料交換時のパージ時間の最小化というメリットを提供する事が可能となっております。
HOSOKAWA ALPINE社の自動偏肉調整式エアーリング(CRP)は、フィルム円周上において特定地点の冷却用空気の温度を制御する事により、フィルム計測時の偏肉を低減する事を可能にしております。この技術により、最先端のフィルム生産とローネックとハイネックの両方に対応した計測制御が実現されます。
一軸フィルム延伸によって、剛性、収縮率、引き裂き抵抗、透明度など、指定したフィルム特性を強化する事ができます。延伸フィルムは優れた機械特性と光学特性を実現します。バリアフィルムを延伸すると気体や蒸気の透過性に対してよりバリア性が向上する事が可能です。