製麦設備 ‐国内製麦をご検討中の皆様へ‐

国内製麦機運の高まり

今日、ビールの原料である麦芽の大半が欧米諸国からの輸入である一方、国内製麦の機運が高まっています。製麦事業には、以下の魅力があります。

①メイド・イン・ジャパンのブランド力 日本国内で製造される酒類は評価が高く、特に数年前から国産ウイスキーの人気が顕著に高まっています。原料である麦芽も国産を使用することで、純国産「オール・メイド・イン・ジャパン」のブランド力の強化が期待されます。

②地域経済活性化 クラフトビールは使用する原料、製造方法によって多種多様な個性が出せるのが魅力です。主原料である麦芽に地元産の大麦を使用することで、その地域の特性を色濃く反映した唯一無二の特長を出すことが可能です。地産地消や観光客誘致の効果で地域経済の活性化が期待できます。

当社では、大麦生産者から精麦会社、醸造・蒸留所への機器提案を行っております。

製麦プロセス概略

原麦(グレーディング) ・・・ 粒の大きさを均一に分粒する
浸麦(スティーピング)・・・原麦を水につけ、水和させる
発芽・・・乾燥を防ぎながら低温にて発芽させる
     攪拌等により、発芽度合にムラができないよう管理が必須
焙燥(キルニング)・・・キルンでの加熱により発芽を止める
焙煎(ロースト)・・・さらに高温加熱することにおり、カラメル化
           香味を生じさせることが可能
脱根(デカルミング)・・・残った幼根を除去し、防湿袋に封じる
モルト(麦芽)完成・・・フレコンバッグ等に保管
※特に、浸麦~発芽、焙燥工程でのパラメータは、品質・味への影響が強く出ることから、
 専用機種を使用し、自動制御が必須となります。

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取扱い設備とその特徴

   浸漬タンク
   ・浮遊麦の自動除去
   ・内部の循環パイプによるエアレーションと循環
   ・CIP用スプレーボール付き

   キルニングドラム
   ・発芽/キルンが同一ドラムのため省スペース化
   ・回転ドラムによる均一な混合、攪拌(均一なモルト品質)
   ・スクリューコンベアによる排出(残った麦芽や粉末も排出)
    ‐制御システム
   ・PCモニタによるビジュアライゼーション
   ・麦芽製造プロセスの自動制御(多数の賞を獲得する)

※その他必要設備も併せてトータルで提案可能です。

キルニンドラムラインナップ

 ・ドラムバッチサイズ:500kg~25t(処理量はバッチサイズの25~100%)
 ・3台まで連結可能(機種による)

 各国メーカーよりスペック・コスト等のご要望に沿って提案可能です。

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